チョッちゃん 由紀さおりさんの役柄
北山みさとは
NHKBS/BSプレミアム4Kで再放送される「チョッちゃん」には由紀さおりさんが、北山みさ 役としてキャストされています。北山みさは、古村比呂さん扮する北山蝶子の母で、おっとりした信心深いクリスチャンという役柄です。
北山みさのモデルは門山三好(かどやまみよし)
朝ドラ「チョッちゃん」の原作エッセイである「チョッちゃんが行くわよ」によると、北山蝶子の母・北山みさのモデルは、黒柳朝さんの母で、黒柳徹子さんの祖母にあたる門山三好(かどやまみよし)さんがモデルになっていると考えられます。
門山三好さんは宮城県の出身です。豪農の一人娘として大切に育てられ、宮城女学校に通っていたころは周りから「ミス仙台」とも言われるほど大変な美人であったと言います。
また代々、熱心なプロテスタントのクリスチャンの家系で、門山三好さんもクリスチャンでした。
北山みさも門山三好もクリスチャン
NHKが公開している「チョッちゃん」の番組ホームページで、北山みさは「おっとりした性格で信心深い。」と紹介されています。この「信心深い」というのは、門山三好さんが敬虔なキリスト教徒であったことからきているのでしょう。
「チョッちゃんが行くわよ」でも黒柳朝さんがまだ幼かったときに、母・門山三好さんがしきりに祈りをすすめていたことが記されています。
「チョウちゃん、祈りなさい。どんなことでも神様は聞いてくださるのだから」と。私が、
「求めよ、さらば与えられん、でしょう」
というと、「そう、そう」といって、うれしそうに笑っていました。
門前の小僧ではないけれども、母にはずいぶん聖書の言葉を聞かされたものです。
黒柳朝 「チョッちゃんが行くわよ」 主婦と生活社 30ページより
チョッちゃんはチョウちゃんか?
北山みさが「チョウちゃん」と呼ぶ理由
ところで朝ドラ「チョッちゃん」では由紀さおりさん扮する北山みさは、自分の娘である蝶子のことを「チョウちゃん」と呼びます。
しかし朝ドラのタイトルからして蝶子のことは「チョッちゃん」と呼ぶべきなのではないでしょうか?
門山三好が「チョウちゃん」と呼んでいた
しかし北山みさが蝶子のことを「チョウちゃん」と呼ぶのは、他ならぬ門山三好さん自身も黒柳朝さんのことを「チョウちゃん」と呼んでいたことからきています。
「チョッちゃん」という呼び方は黒柳朝さんが幼いときに「チョウちゃん」と呼ばれたことが「チョッちゃん」と聞こえてその発音が頭に残り、自分で自分のことを「チョッちゃん」と呼んでいたことからきています。