チョッちゃんのネタバレ 最終回に黒柳徹子さん
黒柳徹子さんは行商のおばさん役
NHKBS/BSプレミアム4Kで再放送される 朝ドラ「チョッちゃん」の最終回(第156話)には「行商のおばさん」役で黒柳徹子さんが出演されます。自分の母親をモデルとした朝ドラに実の娘が出演することが、「チョッちゃん」にとっての最大のネタバレでしょう。
黒柳徹子さんは、「チョッちゃん」のヒロインで古村比呂さん扮する岩崎蝶子(旧姓:北山蝶子)のモデルである、黒柳朝(旧姓:門山朝)さんの長女に当たります。
ではなぜ「チョッちゃん」は「行商のシーン」で終わるのでしょうか?
チョッちゃんのネタバレと黒柳朝さんの半生
黒柳朝さんのできごと
NHKの朝ドラ100によると「チョッちゃん」の時代設定は、1927(昭和2)年から1949(昭和24)年という設定です。
この期間を「チョッちゃん」の原作エッセイである「チョッちゃんが行くわよ」と比較すると、黒柳朝さんは以下の時代やできごとについて言及されています。
- 北海道道庁立高等女学校での学生生活
- 東京の東洋音楽学校声楽科への進学
- 音楽学校在学中に黒柳守綱さんからのプロポーズ
- 東京での新婚生活と黒柳徹子さんの育児
- 黒柳守綱さんの出征
- 青森・諏訪ノ平への疎開
- 疎開先の諏訪ノ平〜八戸間での行商
- 終戦。黒柳守綱さんの帰国
- 東京〜諏訪ノ平間での行商
「チョッちゃんが行くわよ」によると、黒柳朝さんの周りで起こったこれらの出来事は1926(昭和元)年から1950(昭和25)年ぐらいのできごとです。
戦中戦後に行商をしていた黒柳朝さん
実在の黒柳朝さんも、青森の諏訪ノ平に疎開したあとは、戦中と戦後にわたって行商をされていたそうです。
欲しがっているものを売りに行くのですから、奪い合いのようにすぐ売れました。また新しい注文をとって東京に買い出しに出かけますが、行くときには八戸にたくさんあるスルメを背負って行きました。かさばらなくて、どんなに押されてもつぶれないスルメは、グッドアイデアでした。東京ー諏訪ノ平を何回往復したでしょうか。
黒柳朝 「チョッちゃんが行くわよ」 主婦と生活社 141ページ
よって朝ドラ「チョッちゃん」の最終回や結末が「行商のシーン」で終わるというのは、原作エッセイの内容に沿ったものであると考えられるでしょう。