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朝ドラ カーネーション 泰蔵は安岡泰蔵(須賀貴匡)「泰蔵兄ちゃん」

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朝ドラ カーネーションの安岡泰蔵(泰蔵兄ちゃん)とは

朝ドラ「カーネーション」に登場する「泰蔵(たいぞう)」とは安岡泰蔵(須賀貴匡)のことで、「安岡のおばちゃん」こと安岡玉枝(濱田マリ)の長男で、安岡勘助(尾上寛之)の兄でもあります。

1928(昭和3)年に八重子(田丸麻紀)と結婚し、のちに一人息子である太郎という男の子を設けました。

泰三・泰三兄ちゃんという記述について

インターネットで朝ドラ「カーネーション」の記事を読んでいると、泰蔵のこと一部で「泰三」や「泰三兄ちゃん」と記述されています。ですがこの名前は漢字が誤っています。正しくは「泰蔵」もしくは「泰蔵兄ちゃん」です。

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泰蔵兄ちゃん 小原糸子・吉田奈津らの憧れの的

安岡泰蔵は岸和田の五軒町では評判の若者でだんじり祭りの大工方を7年間務めた人物で、心配性の母・玉枝も泰蔵の行く末については何の心配もしていないほどです。

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また近所の若い衆からの信頼も厚く、もちろん朝ドラ「カーネーション」のヒロイン・小原糸子(尾野真千子)と、その永遠のライバルである吉田奈津(栗山千明)からすると、「憧れの泰蔵兄ちゃん」という存在です。

川で溺れそうになった糸子(二宮星)を救った泰蔵

朝ドラ「カーネーション」の第1週「あこがれ」では、泰蔵は川で溺れそうになった糸子(二宮星・子役)を身を投げ出して救ってくれました。

紙幣はどんどん流されてゆく。慌てて追いかけるうち深みに入った糸子は、足を踏み外してとうとう流れにのまれてしまった。必死で泳いで戻ろうとするのだが、強い流れに抗えず、岸に近づけない。決闘相手だったはずの少年は青ざめ、とりまきの少年たちは川岸でオロオロするばかり。糸子を助けるためとっさに川へ入った勘助も、助けるどころか自分まで流されてしまった。
ふたりして溺れかけ、いよいよダメかと思ったときー。
ドボンと川に飛び込んで糸子を救ってくれたのは、仕事帰りの泰蔵だった。

連続テレビ小説 カーネーション 上 24ページより

また泰蔵はだんじりの大工方を務めてかつイケメンであることから、吉田奈津は「いつか泰蔵兄ちゃんのお嫁さんになりたい」と小学生の時から考えていたほど。

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泰蔵兄ちゃんのモデルについて

朝ドラ「カーネーション」の元ネタである「コシノ洋装店ものがたり」では、安岡泰蔵のモデルとなるような人物は紹介されていません。

しかし小篠綾子が幼少期の岸和田にはだんじりの大工方をつとめて、安岡泰蔵のイメージに近く、若者の憧れになるような男性はいたのではないでしょうか。

安岡泰蔵 1945(昭和20)年に 戦死

泰蔵の出征

そんな好青年の安岡泰蔵ですが、1943(昭和18)年に出征します。この頃は日本は太平洋戦争の戦況が思わしくなく、一般国民もそのことに徐々に気がついてくる時期です。1937(昭和12)年に弟・勘助が出征したころと違って、「兵隊に行く」ということは「戦場で死んでこい」ということと同義でした。

泰蔵の出征は病気と火傷の後遺症でヨレヨレの小原善作が、万歳三唱の音頭を取るという悲壮なもので涙なしでは見れないシーンです。

泰蔵の戦死公報が届く

そしてその悲壮感あふれるシーンが示唆するように、泰蔵は1945(昭和20)年戦死します。糸子の元には、泰蔵の長男・太郎が戦死公報を届けるというだけで、具体的にどこの戦場で、どのように亡くなったのかは分かりません。

兄・泰蔵よりも先に出征した弟・勘助

朝ドラ「カーネーション」では、弟の安岡勘助が、兄の安岡泰蔵よりも先に出征したことになっています。兄よりも弟が先に兵隊に取られることは、当時の日本の家長制度を色濃く、反映されていると思います。

当時は、その家で一番先に生まれた男の子が重視され、この子が家の家督と全財産を継ぐものとされていました。

したがって、徴兵制度では日本の男子国民の全員に徴兵検査を受ける義務はあったものの、兵士の数に余裕があるときには、その家の家長や長男(家督相続者)は、実際の兵役に就くことは少なかったと言われています。

平時において実際の兵役に就かされていたのは、その家の次男以下の男性で、かつ身体が頑健で兵士に特に向いていたとされる、いわゆる「甲種合格者」だけであったそうです。

朝ドラ「カーネーション」で先に弟の勘助が先に出征して、のちに兄の泰蔵が出征するという流れは、当時の兵役に関する時代考証を丁寧に行なった結果であると考えられるでしょう。

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