どんど晴れのネタバレ
夏美の成長
2025年10月13日月曜日からNHKBS/BSプレミアム4Kで再放送が始まる朝ドラ「どんど晴れ」は、比嘉愛未さん扮する浅倉夏美が、盛岡の老舗旅館・加賀美屋の仲居・若女将として成長する物語です。
元々、夏美は洋菓子職人に家庭で育っているため、旅館の女将になるための素養を備えていません。
しかし大女将の加賀美カツノ(草笛光子)や女将の加賀美環(宮本信子)に女将としての心構えを仕込まれ、さらに仲居頭の小野時江(あき竹城)に仲居としての動作を厳しく教えられることによって、ついには若女将として正式に認められることになります。
ちなみに夏美は誰にでも周囲を笑顔で巻き込み、やがて加賀美屋に福をもたらす「座敷童(ざしきわらし)」の化身というキャラクターについては、初回から最終回まで一貫しています。
柾樹との結婚
朝ドラ「どんど晴れ」は夏美が加賀美柾樹(内田朝陽)が婚約をしているところからスタートします。
しかし物語の最初に登場する婚約話は、柾樹が結婚後も横浜に住みホテル勤務を続けるという前提での約束です。そのため柾樹が、加賀美屋を継ぐことを表明したときは婚約が白紙になります(第1週「わたし女将になります」)。
この婚約破棄は第2週「ひとりぼっちの旅立ち」で、夏美が加賀美屋で女将修行をすることで元に戻りますが、第7週「女将修行、断念」で、夏美が女将修行を勝手に辞めて実家の横浜へ戻ったことで再び立ち消えに。
最終的に夏美が柾樹と結婚するのは第21週「加賀美屋の一番長い日」です。夏美と柾樹の結婚に関するお話は、第19週「女将の決断」と第20週「家族の和」でも言及されていて、3週18話分がほぼ夏美と柾樹の結婚関連の描写に使われます。
夏美と柾樹の結婚の経緯
なお朝ドラ「どんど晴れ」は夏美と柾樹の結婚が物語の重要なテーマとなっています。夏美と柾樹の結婚の経緯については下記の記事も参考になります。
経営権の喪失
朝ドラ「どんど晴れ」の最後のエピソードは、ワイバーン・インベストメント・ジャパンという企業のM&Aを専門とする会社が、加賀美屋に敵対的買収を仕掛けるというものです(第23週「不気味な影」から第26週「来る者帰るがごとし」まで)。
ワイバーン・インベストメント・ジャパンの秋山(石原良純)は、経営コンサルタントを騙って、加賀美伸一(東幹久)から加賀美屋が発行する株式の半分を取得。一時はワイバーン・インベストメント・ジャパンが全株式の半分以上を握ることで、加賀美家は旅館を支配されます。
しかし全株式の5%を個人で所有する秋山が会社を裏切り、加賀美一族による経営を支持。最終的には加賀美家が加賀美屋の経営権を再奪取します。
おもてなしの心(来者如帰)
朝ドラ「どんど晴れ」の主要な舞台となる盛岡の老舗旅館・加賀美屋の「おもてなしの心」とは「来者如帰(くるものかえるがごとし)」という四文字に込められています。
「来者如帰」とは「お客様には我が家に帰ってこられたようにくつろいでいただく」という意味で、この四文字の揮毫は加賀美屋の玄関にある額縁にも飾られています。
なお「どんど晴れ」第3週のタイトルも「おもてなしの心」になっていて、加賀美屋で仲居の仕事を始めたばかりの夏美に女将である環が「来者如帰」の意味を説明するシーンがあります。
さんさ踊り
「どんど晴れ」では岩手県盛岡市で毎年8月初旬に行われる夏の風物詩「さんさ踊り」が登場します。
第7週「女将修行、断念」の週で夏美が斎藤翼を「さんさ踊り」見物に連れ出すシーンがありますが、見どころは第26週「来る者帰るがごとし」の最終回(156)話です。
夏美・柾樹・環・伸一など「どんど晴れ」の主要登場人物が、加賀美屋の新館オープンを宣伝するために盛岡市内で実際に「さんさ踊り」を踊っているところが見どころでしょう。
どんど晴れ 最終回
どんど晴れ 最終回(156話)のあらすじ
外資系の乗っ取り屋が加賀美屋を敵対的買収をする話が立ち消えになって、1年が経過。加賀美屋は柾樹と伸一が進めていた新館をオープンさせる日が近づいていました。
柾樹の父・政良は新館に岩手山の絵を飾ることを約束。離れにある亡きカツノの部屋では、夏美が環に改めて女将になる覚悟を伝えていました。
さらに夏美と柾樹は2年前と同じように一本桜の前に誓います。
どんど晴れ 初回(1話)から最終回(156話)までのあらすじ
なお最終回(156話)に至るまでの「どんど晴れ」のあらすじは、「どんど晴れ」の1話から始まる、下記の「どんど晴れ あらすじ」の記事が参考になります。
どんど晴れ ネタバレ 最終回 参考資料
どんど晴れ ネタバレ 参考資料
朝ドラ「どんど晴れ」のネタバレは「どんど晴れ」をノベライズした小説(上・下)と、NHKオンデマンド「どんど晴れ」の総集編(第1部から第3部まで)に基づいています。
- 小松江里子・豊田美加 どんど晴れ 上: NHK連続テレビ小説 NHK出版
- 小松江里子・豊田美加 どんど晴れ 下: NHK連続テレビ小説 NHK出版
- 連続テレビ小説 どんど晴れ 総集編 第1部 わたし女将(おかみ)になります
- 連続テレビ小説 どんど晴れ 総集編 第2部 中途半端じゃ終われない
- 連続テレビ小説 どんど晴れ 総集編 第3部 家族の和(最終回)
どんど晴れ 最終回 参考資料
朝ドラ「どんど晴れ」の最終回のあらすじは「どんど晴れ」をノベライズした小説(下)と、NHKオンデマンド「どんど晴れ」(第3部)の総集編に基づいています。


